泌尿器科

泌尿器科

泌尿器科泌尿器とは、左右にある腎臓・尿管・膀胱と尿道からなる器官で、体内で尿をつくり排出する役割があります。泌尿器科は尿路と男性生殖器を含む領域の疾患を対象とした診療科目です。近頃、トイレが近い、夜間に何度も起きる、排尿時に痛みを感じる、尿が出にくい、排尿後も残尿感が残る、尿が漏れる、血尿がでるなどの症状がある方は、柏東口よしだクリニックへご相談ください。
泌尿器科は男性だけの診療科目ではありません。女性やお子さまもすべての方が対象となります。患者様が恥ずかしいと感じる検査や処置は極力いたしません。安心して当院へお越しください。

男性の主な泌尿器疾患

男性の主な泌尿器疾患男性の泌尿器は特に前立腺疾患が多くみられます。前立腺肥大症は加齢に伴い発症リスクが高まっていきます。前立腺がんの多くは、血液検査の腫瘍マーカー(PSA)をきっかけに発見することができます。また、座っている時間が長い(長時間の座位)人や、湯舟につからない(シャワーのみ)人には、慢性前立腺炎が発症しやすく、様々な症状が出ます。

前立腺疾患

恥骨と直腸の間にある前立腺におこる疾患です。
前立腺がん、慢性前立腺炎、前立腺肥大症などがあります。

精巣がん

左右にひとつづつある睾丸ともよばれる卵の形をした精巣部分にできる腫瘍です。発症のピークが、20代から30代と他のがんの発症年齢と比べて若いのが特徴です。左右の精巣の大きさが異なる、硬さが変わる等で異変に気付いて受診されるケースが多く、痛みや発熱などは初期ではあまり見られません。そのため発見が遅れることがあります。

尿路結石症

尿路結石はシュウ酸カルシウムや尿酸が尿中で固まってできた結石です。腎臓で作られた尿が尿管を通って膀胱へ運ばれて、体外へと排出されますが、その途中で結石が尿管に詰まってしまう状態が尿管結石症です。血尿やわき腹や背中に激しい痛みなどの症状が現れ、発熱を伴う場合もあります。一般的な治療はお薬をのみ痛みを緩和し、結石が尿と一緒に自然に体外へ排出されるのを待ちます。結石が長期間自然に排出されない場合は手術が必要な事もあります。結石は再発しやすいので、治療後も定期的に検査を受ける事が重要です。再発防止のためにも1日に2L程度の水分を摂取しましょう。

尿路結石の食事療法

尿路結石の再発防止には食事に気を付けることが重要です。以下の3つのことを意識して食事をとるようにしましょう。

  • 食事以外にも水分を十分にとる(1日2L以上)
  • 栄養バランスの良い食事を朝・昼・晩3食とる
  • 尿をアルカリ化する

また摂取に注意が必要な食品については以下の通りです。

摂りすぎに注意する食品
  • 動物性タンパク質を多く含む尿を酸性化するもの
  • 脂肪や油の多い高カロリーのもの
  • シュウ酸を多く含むもの
  • 糖分や塩分を多く含むもの
積極的に摂る食品
  • 海藻類や野菜類などの尿をアルカリ化するもの
  • 大豆製品などの植物性タンパク質を多く含むもの
  • 低脂肪のもの
  • カルシウムを多く含むもの

慢性腎臓病(CKD)・たんぱく尿

成人の約8人に1人が慢性腎臓病(CKD)と言われております。高血圧やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病とも関連があり、誰にでも発症する可能性があります。初期段階では自覚症状がありませんが、腎機能が低下していくにつれ、夜間尿・むくみ・貧血・倦怠感など様々な症状が現れます。腎機能が著しく低下してしまうと、自然に戻ることはありません。悪化すると透析治療や腎臓移植が必要になってしまいます。そのため、早期発見が重要になりますので、定期的に健康診断を受け、血圧や尿検査の結果に気を付けましょう。特にたんぱく尿で陽性が指摘された方は、腎機能障害が疑われますので、早めに当院までご相談ください。

性病・性感染症

性行為によって皮膚や粘膜を介し感染する疾患です。
クラミジア感染症、梅毒、淋病、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどがあります。

女性の主な泌尿器疾患

女性の主な泌尿器疾患頻尿や尿失禁、過活動膀胱などの排尿障害は、外出がしづらくなったりとQOL(生活の質)を低下させてしまいます。血尿、排尿時の痛みや違和感は、大きな病気が隠れている可能性もありますので、専門医のもとで正しく検査・治療を行うことが大切です。当院では、恥ずかしいと感じる検査や処置を無理に行うことはいたしません。お一人で悩まずに安心してご来院ください。

過活動膀胱

頻尿や、急に強い尿意におそわれる尿意切迫感、尿失禁や尿漏れなど排尿に関する症状があります。

膀胱炎

頻尿、残尿感、排尿時に痛みがある、尿が白っぽく濁っている、血尿などの症状があります。

神経性膀胱炎

尿道や膀胱の神経障害によって尿意を感じにくかったり、排尿しにくい、尿漏れ、尿失禁などの症状が出ます。症状をそのまま放置していると腎機能が低下する恐れがありますので、泌尿器科で適切な検査と治療を行うことが大切です。

腹圧性尿失禁

くしゃみや咳、重い物を持ち上げる、大笑いをしたときなど腹圧をかけた際に尿漏れが起こります。

骨盤臓器脱

内臓を支える骨盤底筋が加齢とともにゆるんで、子宮・膀胱・直腸などの骨盤臓器が膣の中に下がってきてしまい体外へ脱出してしまうことを骨盤臓器脱(POP)といいます。
下腹部の違和感や股に何か挟まるような感覚があり、場合によっては丸い物が飛び出していることもありますし、排尿障害となることもあります。腹圧性尿失禁による尿漏れを伴うこともあります。出産時に骨盤周辺の靱帯や筋肉が傷ついてしまい骨盤臓器脱になった若い方の場合は、その後自然に治癒することもありますが、それ以外ではほとんど自然に戻ることはありません。更年期を過ぎると女性ホルモンが減少し筋肉が衰えて靱帯や筋肉がゆるむため、高齢で出産経験のある女性に発症が多くみられます。

お子様の泌尿器疾患

お子様の泌尿器疾患お子様の場合は排尿に関する症状があっても、正しくその症状を伝えることが難しいため、周囲の方が注意深く観察して気付いてあげることが大切です。少しでも異変に気づいたら、早目に泌尿器科を受診しましょう。
1日8回以上おしっこが出る、おもらしやおねしょ(夜尿症)が続く、尿を出すまで時間がかかる、排尿時に強くいきんでいる様子がある、陰茎や精巣に痛みがあるといった症状があれば当院へご相談ください。

夜尿症

5歳を過ぎて、1か月に1回以上のおねしょが3か月以上続くと夜尿症の可能性があります。5歳のお子様で15%、小学生(低学年)だと10%、10歳を過ぎると5%の割合で夜尿症の症状があるとされています。割合としては男の子に多い傾向があります。治癒までに時間がかかるため、気付いた段階で早めに受診しましょう。

亀頭包皮炎

ペニスの先端にある亀頭部分に恥垢(カス)が貯まったり、炎症ができると、赤く腫れてきます。痛みを伴いますのでなるべく早く泌尿器科を受診しましょう。特に3歳前後での発症が多いです。塗り薬の短期間の治療ですぐに改善が見込めます。炎症を繰り返す場合は、包茎手術などの検討が必要です。

包茎

乳幼児期は、包皮がペニスの先を覆っている状態が正常です。14歳~15歳くらいで包皮がむけてきます。小さなお子様の場合、包茎によって亀頭包皮炎をくりかえしてしまう場合は癒着剥離と包皮翻転をご両親が1ヶ月間してあげる事で改善する事ができます。それが困難な場合は、包茎手術の適応となります。

尿路カテーテル管理

挿入された尿道カテーテルの痛みにお困りの方、認知症のため頻回に自己抜去してしまうような方は、多いと思います。当院では、尿道カテーテル交換、膀胱瘻カテーテル交換、体内留置型尿道ステント、自己導尿指導などを行っていますので、お気軽にご相談ください。

ホルモン補充療法

男性更年期障害は、以前はADAM(androgen deficiency in again males)と呼ばれていましたが、現在では加齢男性性腺機能低下症:LOH症候群(late onset hypogonadism)と呼ばれ、男性ホルモンの低下が主因とされています。その主たる治療であるホルモン(補充)療法は、副作用に注意が必要なため、専門医による慎重な判断と経過の観察が必要です。当院の院長は、十分な経験を積んだ泌尿器科専門医ですので、安心しておかかり下さい。

また当院は、性同一性障害(GID、トランスジェンダー)の方に対するホルモン補充療法にも対応しています。原因は未解明ですが、『身体的性別とは一致しない性別への脳の性分化』が原因と考えられています。FtMの方には男性ホルモン製剤の注射を、MtFの方には女性ホルモン製剤の注射を行っています。

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